たかのめ

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AP(応用情報技術者試験)に合格したので自分的勉強法

10月21日に実施された応用情報技術者試験(AP)を受けて、このあいだ結果が発表され、無事合格してました。

実は基本情報技術者(FE)は既に取得していて、まあAPも受けてみようかな〜って感じで受けました。ちなみに両方とも一発合格です。

ということで、これからAP・FEを受けようという方にぼくが行ったorお勧めする勉強法を超スーパーウルトラデラックスグレートビッグ個人的意見として紹介しようと思います。あまり参考にならないと思いますが。


この勉強法の前提条件として、

・情報系に元から興味がある
・大学で情報系の講義を受けた
・週に2日以上の休日がある
・平日も勉強する時間は毎日1時間以上確保できる

を挙げておきます。

勉強期間としては、1〜2ヶ月を考えておくとハイパー個人的に良いと思います。人によっては半年以上前からやる人もいますが、僕は長期記憶があまり得意でなく、どちらかといえば短期記憶がわりかし良い(今までの暗記系のテストも直前に詰め込んで乗り切って来た……はず)と思ってるので、あまり期間はとらず、短期間集中を狙いました。

まずはどのように勉強したら良いか?ですが、とりあえず参考書を買いました。僕が買ったのは以下の参考書です。(当然、受験する回に対応するのを買いましょう)
FE:

ニュースペックテキスト 基本情報技術者 2019年度 (情報処理技術者試験)

ニュースペックテキスト 基本情報技術者 2019年度 (情報処理技術者試験)

AP:

ニュースペックテキスト 応用情報技術者 平成30・31年 (情報処理技術者試験)

ニュースペックテキスト 応用情報技術者 平成30・31年 (情報処理技術者試験)


なぜ僕がこれらの本を買ったかと言うと、午後問題の解説もついてるからです。わりと多くの参考書が午前だけ、午後だけとかの構成になってますが、僕の買ったのは主に午前対策用の説明と、午後問題の説明がちょっとだけ載ってるという構成になってます。まあ午前午後に分かれてるのは大体合計したページ数が多いし、お値段もするので……
とりあえず参考書を買ったら、読んで、掲載されてる問題をとりあえず一周します。その後の対策は午前と午後で分かれます。

午前対策

午前の試験は4択問題です。ほぼ知識問題で、数問計算問題が混じってるという感じなので、とにかく暗記が大切です。覚え方は人それぞれの好きなように覚えてもらって良いと思います。ぼくは基本的にはただ参考書の説明を読んでるだけで、図で説明してあるものは図まるごと覚えるようにしていました。ただ、この午前の試験、例年半分近くが過去問から出題されている傾向があるらしく、過去問を完璧にこなせるようになるだけで40点は取れます。過去問をやるには、以下のクッソ有能なサイトを使うと良いでしょう。
FE:www.fe-siken.com
AP:www.ap-siken.com

今までの過去問全てがあり、解答・解説もついています(一部解説ないのもある)。参考書と一緒に解説も読みながら解くと良いのではないでしょうか。だいたい10年分(春秋含めて)を2,3週すればいいのではないかな〜と思います。あまり昔すぎる問題はカリキュラムとか時代が変わっているのもあって出ない……はずです。(ぼくは1週すら届きませんでしたが)
過去問で8割以上取れ、参考書に載っている単語もほぼ理解できれば午前はまず通ると思います。注意したいのは、参考書に載っていないような単語に関する問題も試験では出てきます。このときは推測するなり適当に選ぶなりでやり過ごしてください。恐らくちゃんと勉強していれば、そのような問題を落としたとしても十分合格できるでしょう。

午後対策

午後はFEは4択、APは選択肢+記述の形式になります。午前試験の知識があれば、午後に関しては慣れしかないと思います。主に長文の問題を読解して正しい解答を導き出すのはかなり大変です。なので、過去問をやっておきましょう。午後の過去問に関しても、午前対策の欄で挙げたサイトにありますので、活用してください。これも10年分ぐらいやれば良いのではないでしょうか?(僕の場合は基本情報は数年分、応用情報は全くやってません……)
APは1問目のセキュリティが必須で、2~11問目から4問選ぶ形式です。選択問題は6問ぐらい解けるようになっておき、それ以外の分野は勉強せず捨てても構わないと思います。なぜ4問だけの勉強にしないかと言うと、勉強した分野にたまたま難しい問題が出てきて解けない……他の分野には簡単そうな問題があるけど捨てたのでわからない……という事態を防ぐためです。いわば保険のようなものです。

個人的感想なんですが、(午前試験の知識がある前提では)FEよりAPの方が午後に関しては簡単かと思います。APの午後は選ぶ問題にもよりますが、どちらかと言えば「問題文を正しく読めるか試験」という面が強いような気がします。なので、APはそこまでやらなくてもいいのかな?どうなんだろうな?


参考になるかどうかわかりませんが、FE・AP受ける人の一助になれば幸いです。

おまけ

英語のお勉強をしよう!!!
FE・AP共に、特に午前では、「(略語)の説明として適切なものを選べ」とか、「(略語の説明)は、どれか。(選択肢が略語)」の形式の問題があります。ここで役に立つのが英語力です。
「(略語)の説明として適切なものを選べ」形式の問題について、選択肢の説明を英語に訳してみましょう。例えば以下の問題、

 並列処理方式であるSIMDの説明として、適切なものはどれか。

ア 単一命令ストリームで単一データストリームを処理する方式
イ 単一命令ストリームで複数のデータストリームを処理する方式
ウ 複数の命令ストリームで単一データストリームを処理する方式
エ 複数の命令ストリームで複数のデータストリームを処理する方式
(平成28年度 春季 応用情報技術者試験 午前 問題 https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2016h28_1/2016h28h_ap_am_qs.pdf より引用)

(簡単な例でごめんなさい)
このとき、自分がSIMDの意味がわからなかったとします。選択肢の説明部分からそれっぽい単語を抜き出して翻訳すると……
単一:single, 複数の:multi-, 命令:instruction, データストリーム:data stream
なので、
ア:single instrution single data stream
イ:single instruction multi-data stream
ウ:multi-instruction single data stream
エ:multi-instruciton multi-data stream

これらの選択肢のうち、頭文字をつなげてSIMDになるのはイなので、正解はイであると判断できます。

このようにして正解を導くことができ、覚える用語数の減少や、初見の問題への対応もできるようになるかもしれません。まあ、不正解のこともあるのであまり信用しないでください。